福岡エリアマーケティング

清川のエリアマーケティング

【清川の基本情報】

清川全体図
南北は百年橋通りから住吉通り(城南線)まで直線距離で約900m、東西は那珂川から日赤通りまでの直線距離約350mのエリアで、北から1丁目~3丁目と並んでいます。


【清川ってどんなところ?】

高砂とは日赤通りを挟んでちょうど隣同士になり、地理的に似た関係にあります。

ワンルームマンションが多く単身者比率が高いエリアです。
〈清川の世帯数、人口〉
世帯数:4457世帯
人口:5998名(男2765名、女3233名)
ひと世帯当たりの人口率:1.34

また、渡辺通エリアが近く企業オフィス群も徒歩圏内であり、幅広い層をターゲットにできるエリアでもあります。

2016年4月には、住吉通り沿いに大型のマンション「ロイヤルコンフォート渡辺通」がオープンしました。
1階には多数の店舗が入っていて、街の見た目も大きく変わりました。

飲食店数は約120軒程度と高砂と比べてもすこし少ないですが(高砂は約200軒)、焼肉の「スタミナ亭」「福寿司」懐石料理の「三光園」などの老舗や、牛タンの「たんか」やラーメンの「海鳴」などの人気店があるなど、全体的に質が高くバラエティに富んでいるエリアです。


【清川の交通アクセス】

鉄道の最寄駅は地下鉄七隈線の渡辺通駅、次点で西鉄薬院駅です。
バスは渡辺通一丁目から多くの地域へのアクセスが出来ます。

博多駅方面、天神方面、六本松・西新方面、南区方面へのアクセスができるため渡辺通一丁目側は非常に利便性が良いです。

那の川四つ角方面は、天神方面へはバスで一本ですが、博多駅方面へアクセスするためには百年橋通りを経由して博多駅筑紫口に向かうバスになりますが、渡辺通1丁目に比べて本数が少ないため、若干アクセスが悪くなります。
このため自転車移動の方が増える傾向にあります。


【清川の人通りについて】

下の地図では清川の歩行者数の分布を色で表わしてみました。
(赤>濃ピンク>薄ピンクで歩行者数を表しています)
歩行者数
渡辺通一丁目交差点が人通りのメインであり、ここから離れるほど人は少なくなります。
これは、渡辺通一丁目が交通の要衝となっていて清川を含む周辺地域の住民が集まってくるために人が集まります。

渡辺通一丁目交差点以外に人が集まる施設としては清川ロータリー交差点角にある大型のパチンコ店の周りとなります。
客層は特殊ではありますが、駐輪場には多くの自転車が止まっていて、パチンコのお客だけでなく多くの人が集まる拠点になるようです。


【清川の狙い目】

渡辺通一丁目交差点に距離的に近い場所が一番の狙い目となります。
ただし、天神や博多駅ほどの人の出入りが大きなエリアではないため、大通り沿いなど視認性の高すぎる物件は坪あたり賃料が高くなって賃料負担が高くなりすぎるため注意が必要です。

あくまで、基本的には地域の住民とオフィス勤めの方をターゲットとする地域密着の営業が必要となるエリアであることを意識した出店戦略が必要となります。

その他の狙い目としては、清川3丁目交差点を通る東西方向の路地など、エリア内でも人通りが中程度の路地沿いの店舗物件です。

こういった路地にはまずまずの人通りと家賃が安い物件があり、契約するに値するものも比較的存在しやすい傾向にあります。
なお、中程度の人通りのある路地の場所については上の歩行者マップを参考にしてください。



ここで、皆様の参考になりそうな清川地区で人気のお店をご紹介します。
・ラーメン海鳴 清川店(ラーメン)
・五島食堂マコイチ(郷土料理)
・スタミナ亭(焼肉)
・三光園(懐石料理)
・ガラ ド オウ(カフェ)
・おまめ(和食)
・柳町 一刻堂 清川店(魚介料理)
・福寿司(寿司)
・たんか(焼肉)
・田中田 博多本店(和食)
・サンデリカ(カフェ)


『サンデリカ』
食べログ↓
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400103/40030495/
福岡市中央区清川2丁目6-18-1F

住吉通りにあるアパホテル(渡辺通駅前)から入り、4つ目の交差点の左の角にあり、通りには焼肉スタミナ亭などの有名店が並んでいます。

外観は白のタイルを基調でガラス張りになっているので店内の様子も外からわかります、内観も壁、テーブル、イスを白で統一しておりシンプルでオシャレです。

特に女性のお客様に好まれる雰囲気造りをされており、カウンター・テーブル合わせて約20席、テイクアウトにも対応しております。

メニューはパン屋ナガタと共同開発した食パンを使って提供されるサンドイッチ。 20種類以上のトッピングメニューを自由に組みわせることが可能で、自分好みのサンドイッチにすることができ、中には売り切れになる商品もあるくらいです。

システムとしてはベーシック(250円)の食パン・レタス・トマトのサンドイッチに、トッピングメニューが90円・150円・200円といろいろあって、追加して組み合わせて行きます。

<トッピングメニュー例>
ポテサラ・カボチャチーズ・チリミートなどが90円。
生ハムやアボカドシュリンプ、スモークサーモンなどが150円。
ハンバーグ・塩チキン・ロースかつなどが200円。

他に、女性に人気があるドリンクで美容に良いハスカップ・アサイ―・ボイセンベリーなどがたっぷり入ったリンゴ酢を使いバナナと牛乳でミキサーにかけて作られる、リンゴ酢スムージーなどのドリンクにも力を入れており季節ごとのスムージーなどのメニューが充実しており楽しめます。

お店の場所は1日を通して人通りがそこまで多いわけではないですが、ただ、他に類を見ない、ここでしか味わえないオーダーメイドのサンドイッチ専門店としてオープンからリニューアルも含め約6年間人気店として同じ場所で営業されています。


『田中田』
HP↓
http://tanakada.net/
食べログ↓
https://tabelog.com/fukuoka/A4001/A400104/40000919/
福岡市中央区清川3丁目16-19アーバントップ1F

福岡の中心地である天神からは2km近く離れた清川の中でも南側に位置した、百年橋通りと日赤通りが交わる那の川四ツ角の100mほど手前にあるマンションの1Fに真っ白な壁のお店があります。

そこがこの『田中田』です。

真っ白な壁というシンプルな外観から多くの人が連想するのは、おそらく割烹や料亭のようなところではないかと思いますが、“懐かしい昭和のデパートの大食堂のように食べたいものがずらりと並ぶお店を作りたい”という思いから、≪最高の食材を使った本物を知る大人のための居酒屋≫というスタンスで営業されています。

内装はシンプルですが、どことなくオシャレさを感じさせるような素材を活かしたデザインのものや洗練された家具類が置かれており、居酒屋というとどんちゃん騒ぎをするようなイメージがありますが、“本物を知る”品のある人しか受け入れない…そのような雰囲気が漂っています。

割烹や料亭ではないため、料理の種類は肉、魚、丼物、鍋、おつまみ、ワインのお供、珍味、デザート…そしてカウンターには小料理屋のような大皿料理が並んでおり、和食も洋食も楽しめる、バラエティに富んだラインナップが魅力のひとつです。

平均予算1~1.5万円とお値段はなかなかしますが、最高の食材を使っているためシンプルな料理でも満足度はとても高くなっています。

料理の特徴としてもうひとつ挙げておきたいのは、料理の量の調整をしてくれるため、少人数でちょっとずつたくさんの種類が食べたり、大人数で1人前ずつをシェアしたりできるのでありがたいですね。

特にメニューが豊富なお店は、固定の量しか注文できないと“大人数向けのお店”という位置づけになり、少人数でのリピートする機会が減ってしまうのではないでしょうか。

また、HPの内容を見ていると、「初めてのお客様へ」というお店のルールやお願い事が書いてあるページがあり、そのほかのページを見ていても、どことなく漂う丁寧さ、心遣いが感じられる不思議な感覚になります。

HPをしっかり作りこみ、お客様が気になるであろうことを簡潔に、でも丁寧にお知らせしておくことで、お客様が安心してお店にいけるようにしておくことが、繁華街から離れたお店で成功する秘訣のひとつなのかもしれません。